精密な診断と確かな技術
手術と聞くと「メスで大きく切る」というイメージをお持ちかもしれませんが、現代の鼠径ヘルニア治療は驚くほど進化しています。第3回では、女性の体に極めて相性が良い「TAPP法(内視鏡手術)」のメリットを、専門的な視点から深掘りします。
1. 女性の複雑な解剖学的構造を「内側から」捉える
女性の鼠径部には、子宮を支える「子宮円索(しきゅうえんさく)」という靭帯が通っており、男性よりも構造が複雑な場合があります。
従来の「お腹の外側を切る手術」では、皮膚のすぐ下しか確認できませんが、TAPP法(腹腔鏡下手術)はお腹の中にカメラを入れ、内側からモニターで観察します。
この「内側からの視点」には、女性にとって3つの大きな利点があります。
- 正確な鑑別: 鼠径ヘルニアに極めて似た症状を呈する「ヌック管水腫」などを確実に見極め、同時に処置できます。
- 隠れたヘルニアの発見: 実は片側に症状があっても、反対側にも「ヘルニアの芽」が隠れていることが女性には多いのですが、内視鏡なら一度の手術で両側を同時に確認・治療できます。
- 大腿ヘルニアへの対応: 女性に多く、嵌頓リスクが高い「大腿ヘルニア」も、内側からなら最も確実に補強できます。
2. 「誰が執刀するか」という安心感
当院での手術は、日本内視鏡外科学会の「技術認定医」である理事長 松田 年が担当します。この資格は、高度な技術と豊富な経験を持つ外科医にのみ与えられる、いわば内視鏡手術のスペシャリストの証です。
| 特徴 | 当院のTAPP法(技術認定医による手術) |
|---|---|
| 痛み | 小さな傷と繊細な操作により、術後の痛みは最小限です。 |
| 再発率 | 40年の経験に基づく確実な補強で、極めて低い再発率を実現します。 |
| 診断力 | 手術中に「もう片方の予備軍」も見逃さず、将来の再手術を防ぎます。 |
3. 日帰り手術を支える「チーム医療」
手術そのものの技術はもちろん、当院では麻酔科医との連携により、術後の吐き気や痛みを徹底的にコントロールします。「手術が終わって目が覚めたら、もう歩ける」という体験は、多くの方が驚かれます。
女性医師による優しい診察で心の不安を取り除き、技術認定医による精密な手術で体の不安を取り除く。この両輪が、東京浅草キュアメディクスの誇る「女性に優しい医療」の形です。

「確かな技術」に基づいた手術は、早期の日常生活復帰への一番の近道です。経験豊富な専門医に、ぜひ安心してお任せください。
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