鼠径ヘルニアの根本的な治療法は手術しかありません。手術法には大きく分けて2つの選択肢があります。鼠径部ヘルニアの手術方法には、鼠径部切開法と腹腔鏡下ヘルニア修復術の2つの選択肢があります。どちらが適しているかは個々の症状や患者の状態により異なります。
鼠径部切開法
鼠径部を数センチ切開して行う方法で、ヘルニアを確認し、飛び出している部分をお腹の中に押し戻します。ヘルニアが起きた場所にメッシュを敷いたり、筋組織を縫い合わせたりして閉鎖します。
一般的には手術時間が短く、回復期間も比較的短いです。
腹腔鏡下ヘルニア修復術
腹腔鏡(内視鏡の一種)を使って行われ小さな穴をお腹に開け、内視鏡と鉗子を挿入して手術を進めます。内視鏡を使用するため、切り口が小さく、傷跡が目立ちにくいです。
東京浅草キュアメディクスでは、本院の旭川と同じく、腹腔鏡下ヘルニア修復術を中心に取り組みます。詳しくお伝えしますと、腹腔鏡下ヘルニア修復術(TAPP法)は、お腹に1~3か所の孔を開けてカメラと鉗子を挿入し、お腹の中の映像をテレビモニターで見ながら手術する方法です。この手術は腹腔内から観察するため、ヘルニアの診断が容易であり、症状のない反対側のヘルニアも診断できます。TAPP法では、お腹の中に二酸化炭素のガスを入れて、カメラを挿入してお腹の映像をテレビモニタで見ながら、ほかに2か所の孔から棒状の器械(鉗子)をお腹に差し込んで手術を行います。腹腔鏡を用いてヘルニアの穴を確認し、腹膜と筋肉の間、腹膜の外側にポリプロピレン製の補強材(メッシュ)を固定します。TAPP法は従来の方法に比べて痛みが少ないとされていますが、技術認定を受けている医師による執刀が推奨されています。
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