大人の陰嚢水腫(自費) Hydrocele Testis
日帰り陰嚢水腫手術のご案内
この度、東京浅草キュアメディクスでは、新たに陰嚢水腫(いんのうすいしゅ)の日帰り手術を開始いたしました。最新のマイクロ波凝固切開装置「アクロサージ」を使用することにより、出血リスクを大幅に低減し、日曜日の午前中に手術を受け、午後にご帰宅いただくことが可能です。
本手術は保険適用外の自費診療となりますが、お忙しい方でも週末を利用して治療を受けられるなど、患者様のライフスタイルに寄り添った医療を提供いたします。
陰嚢水腫について
陰嚢水腫とは?
陰嚢水腫は、精巣(睾丸)の周りにある膜の内部に、リンパ液などの液体が異常に溜まる病気です。陰嚢が腫れて大きくなりますが、通常、痛みを伴うことはありません。片側だけが腫れる場合と、両側が腫れる場合があります。
原因
小児の陰嚢水腫は、胎児期に精巣が腹の中から陰嚢へ下降する際に通る道が自然に閉じず、腹水が流れ込むことで発生する「交通性」のものがほとんどです。一方、成人の場合は、原因がはっきりしない「非交通性」のものが多く、精巣の炎症や外傷、腫瘍などが原因で起こることもあります。
症状
主な症状は、陰嚢の腫れと、それに伴う不快感や重圧感です。急激に大きくなることは稀で、数ヶ月から数年かけてゆっくりと進行します。痛みを伴わないことがほとんどですが、腫れが大きくなると、歩行時や着衣時に違和感を覚えることがあります。
診断
問診と触診に加え、陰嚢に光を当てて内部の透光性を確認する検査や、超音波(エコー)検査を行います。超音波検査により、溜まった液体の量や精巣の状態を正確に把握し、精巣腫瘍など他の病気との鑑別を行います。
陰嚢水腫の治療法
陰嚢水腫の治療法には、経過観察、穿刺吸引、そして根治手術があります。
経過観察
小児の場合は自然に治ることが多いため、経過を観察します。成人でも症状が軽微で生活に支障がない場合は、同様に経過観察となることがあります。
穿刺吸引
針を刺して溜まった液体を抜き取る方法です。体への負担は少ないですが、数ヶ月で再発することがほとんどであり、根本的な治療にはなりません。穿刺を繰り返すことで陰嚢内には炎症が生じ、水腫壁とその他の組織が癒着を起こすことがあります。陰嚢水腫の根治手術を行う場合、癒着部位からの出血等のため手術が非常に困難になるリスクがあります。
手術療法
根治を目指すための最も確実な治療法です。当クリニックでは、日帰りでの手術療法を提供しています。
アクロサージを用いた日帰り手術
当クリニックでは、マイクロ波の熱を利用して組織を凝固・切開する「アクロサージ」という医療機器を導入しています。


<アクロサージの特徴>
出血リスクが極めて低い
血管を瞬時に凝固しながら切開するため、術中の出血を最小限に抑えます。これにより、術後の血腫(内出血の塊)のリスクも低減します。
身体への負担が少ない
出血が少ないため手術時間が短縮でき、身体への負担が軽減されます。
きれいな仕上がり
周辺組織への熱損傷が少なく、傷跡が治る過程も良好です。

このアクロサージの使用により、従来は入院が必要とされた陰嚢水腫手術を、安全に日帰りでご提供することが可能となりました。本手術は保険適用外のため、自費診療となります。
合併症について
陰嚢水腫手術は安全性の高い手術ですが、稀に以下のような合併症が起こる可能性があります。
術後出血・血腫
術後、陰嚢内に血液が溜まり、再度腫れることがあります。アクロサージの使用によりリスクは低減されていますが、万が一、術後に急激な腫れや強い痛みが出現した場合は、速やかにご連絡ください。
創部感染
手術の傷口から細菌が入り、赤み、腫れ、痛み、膿などが出ることがあります。予防のために抗生剤を処方しますが、異常を感じた場合は受診してください。
再発
極めて稀ですが、手術後に再び液体が溜まる可能性があります。
精巣の萎縮
さらに稀ですが、精巣への血流が障害されることで、精巣が小さくなる可能性があります。
当クリニックでは、これらの合併症のリスクを最小限に抑えるため、細心の注意を払って手術を行っています。
術後経過についての説明
日曜日の午前に手術を受け、午後にご帰宅いただいた後の一般的な経過は以下の通りです。
| 時期 | 状態と注意点 |
| 手術当日 | ・ご帰宅後は、安静にお過ごしください。 ・処方された痛み止めを服用してください。多少の痛みや違和感はありますが、強い痛みではありません。 ・シャワー、入浴はできません。 ・食事は通常通りとっていただけます。アルコールは控えてください。 |
| 手術翌日~3日目 | ・デスクワークなど、身体に負担のかからないお仕事であれば術後翌日から可能です。 ・シャワー浴は手術翌日から可能です。傷口を強くこすらないようにしてください。 ・陰嚢部が少し腫れたり、内出血で皮膚が変色したりすることがありますが、自然な経過です。 |
| 術後1週間 | ・痛みや腫れは徐々に引いていきます。 ・湯船での入浴、軽い運動(ウォーキングなど)が可能になります。 ・自転車や長時間の運転、力仕事など、患部に負担がかかる活動はまだ避けてください。 |
| 術後2週間~ | ・術後2週間ほとんどの日常生活の制限がなくなります。 ・性交渉や激しいスポーツ(ランニング、筋力トレーニングなど)も、違和感がなければ再開可能です。 ・傷跡は徐々に目立たなくなっていきますが、完全に落ち着くまでには数ヶ月かかります。 |
※術後の経過には個人差があります。ご帰宅後に高熱や強い痛み、急激な腫れなど、異常を感じた場合は、速やかにクリニックまでご連絡ください。
手術費用について
当クリニックの陰嚢水腫日帰り手術は、保険適用外の自費診療となります。
費用:220,000円 (税込)
【費用に含まれるもの】
手術料 麻酔料 アクロサージ使用料 術後内服薬(抗生剤、鎮痛剤など) 術後検診料
※手術前の診察・検査費用は別途必要となります。
初診料:7,700円〜 術前検査料:15,400円〜
※生命保険や医療保険の「手術給付金」の対象となる場合があります。ご加入の保険会社へご確認ください。(診断書作成には別途費用がかかります)
陰嚢水腫手術Q&A
陰嚢水腫手術の治療、手術などのよくある質問をまとめました。