月1回の自己触診(セルフチェック)
乳がんにかかる女性は年々増加し、日本では9人に1人が乳がんになるとされています。乳がんは早い時期に見つけて治療すれば、完全に治すことも期待できる病気です。早期発見のためにも自己触診を習慣にして、定期検診も受けることが大切です。
自己触診とは、自分で乳房を触ってしこりを探すセルフチェックです。乳房の形、左右の対称性、ひきつれ、陥没、皮膚の変化などを観察し、乳房全体やわきの下のリンパ節を触って、しこりなどの異常の有無を確かめます。月1回、決まった日に行うのがおすすめですが、月経が始まって1週間前後のタイミングで、入浴時に石けんをつけた手で行うのが、異常がわかりやすくおすすめです。閉経後の人なども、毎月、日を決めてチェックしましょう。乳房にできるしこりの8~9割は良性の腫瘍ですから、しこりが見つかったからといって、乳がんとは限りません。異常に気づいたら、乳腺外科や外科を受診してください。
参考:日本乳がんピンクリボン運動「はじめよう!セルフチェック」
https://www.j-posh.com/cancer/mammacheck/
全身麻酔と乳がん手術
乳がんでは、外科手術、薬物療法、放射線治療を組み合わせて治療を行うことが検討されます。
外科手術は全身麻酔下で行われますが、世界で初めて全身麻酔下で乳がん手術が成功したのは、220年前の1904年でした。麻酔薬「通仙散」を開発した、医聖 華岡青洲(はなおか せいしゅう)によって執刀されました。華岡青洲は、麻酔薬を作り上げる上で、母や妻が失明などの事故を経験しています。身内の犠牲によって確立された全身麻酔ですが、完全に覚醒するには1週間以上かかる事もあったと記録されています。
現在の腹腔鏡を使った鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術にも全身麻酔下で行いますが、術後2時間後には帰宅できるように計画されています。医療技術・医療機器・麻酔の飛躍的な進歩の上に日帰り手術は成り立っているのです。
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東京浅草キュアメディクスは、外来日帰り手術「そけいヘルニア(脱腸)・臍ヘルニア・痔核・乳腺腫瘤など」と共に未病対策にも取り組む、女性医師による外科クリニックです。どうぞよろしくお願いいたします。
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